TOEICは、勉強の効果が出やすいテスト。
本試験では、予測通りのスコアを取れることが多いと思います。
でも、期待していたようには、スコアが伸びていないときも。
そんな時こそ、落ち込んでいる暇はありません。ぜひ気持ちを切り替えて、理由を探ってみましょう。
案外あっけなく解決できることも多いはず!
1.TOEICのスコアが思うように伸びないとき
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TOEICの勉強を一生懸命してきたのに、テストを受けたら思うようにスコアが伸びなかった。
そういう時って、凹みますよね。
スコアが思ったように伸びないときに考えられる理由は、いくつかあります。
- 苦手意識から手をつけていない項目がある
- 勉強時間が足りていなかった
- テストそのものに慣れていなかった
- プラトー期に入ってしまっている
主な理由は、この4つ。
では、ひとつずつ見ていきましょう。
1.苦手意識から手をつけていない項目がある
1つ目は、「苦手意識があって手をつけていない項目がある」
普段の生活を考えると、苦手意識があって手をつけていないことって、きっと1つか2つはありますよね。
でも、なんとか避けて通れているかもしれません。
これを英語の勉強、特にTOEIC L&Rの勉強に当てはめると、
- 文法
- 語彙
- リスニング
- リーディング
このうちのどれかに苦手意識があるということになります。
しかし、この場合は、「苦手」だったとしても避けて通るわけにもいきません。
たとえば、
「文法」または「語彙」が苦手な場合。
- リスニングの問題
- リーディングの問題
といったセクションごとの大きなくくりで、問題集に取り組んでいる人をよく見かけます。
ところが、この方法が有効なのは、ある程度「英語の基礎力」がある場合のみ。
つまり、
「文法」と「語彙」を身につけることで、リスニングとリーディングのスコアが相乗的にアップする
と言えるのです。
そうであれば、「苦手なもの」を「得意なもの」に変換するほかありません。
そこで、
解決策1:集中対策する
1つ目の解決策は、
苦手意識のある項目だけを集中して対策する
こと。
特に、「文法」と「語彙」は比較的短期間で対策でき、しかも得点アップにつながりやすいという特徴があります。
(この特徴について、詳しくはこちら)
2.勉強時間が足りていなかった
2つ目は、「勉強時間が足りていなかった」
TOEICなどの語学テストを受けるときに重要なのが勉強時間。
いくつかの観点から、毎日少しずつでも勉強することが目標達成の秘訣と考えられています。
毎日、勉強する必要なんてないんじゃない?
そう思いますよね。
かつての私もそうでした。
2,3日あるいは1週間くらいやらなかったところで、そんなに力が落ちるわけがない
そう思っていたんです。
でも、勉強を本格的に始めてみるとわかるのですが、実は、
語学は筋トレと同じ
なんですよね。
たとえば、
毎日筋トレしていても、中断してしまうと、筋力が落ちてしまいますよね。
数日休んだだけでも、元の状態に戻すには、2倍から3倍の時間が掛かってしまう
これ、英語の勉強もしかりです。
英語の勉強を習慣化するのは、はじめは難しいと感じるかもしれません。
しかし、一度、習慣化してしまえば、後はどんどん楽になるのも、筋トレと同じです。
そこで、
解決策2:環境をととのえる
2つ目の解決策は、
毎日勉強する環境をととのえる
ことです。
少しずつでも良いので、とにかく続けること。
これが、どんな目標に向けても一番大切なことかもしれません。
3.テストそのものに慣れていなかった
3つ目は、「テストそのものに慣れていなかった」ということ。
TOEICは、
合計200問の問題を、2時間で完了させるテスト
7つのパートに分かれていて、設問に掛けられる時間はそれぞれ異なります。
しかし、仮に、200問の問題を解く時間が均等だとします。
すると、
1問あたりでは、なんと36秒
これには、問題を読んだり聞いたりする時間すべてが含まれます。
もし、手元にストップウォッチがあったら、試しに36秒を測ってみてください。
36秒がいかに短いかを体感されると思います。
これは仮説なので、もちろん、実際の時間は異なります*が、
TOEICテストは時間との戦い
というのは事実。
テストに慣れていることは、スコアを取るための絶対条件!
です。
(*実際の時間配分は、こちら)
そこで、
解決策3:ペースをつかむ
3つ目の解決策は、
テスト当日までに問題を解くペースをつかむ
ことです。
4.プラトー期に入ってしまっている
4つ目は、「プラトー期に入ってしまっている」
そもそも、プラトー期って何?
ですよね。
プラトー期とは、
学習を続けているにもかかわらず、成長が停滞してしまう時期
のこと。
言語習得など、なにかのスキルについて話すときには、必ずと言っていいほど「学習曲線*」と「プラトー」という言葉が登場します。
*学習曲線:練習量と反応時間の関係を表す曲線
![](https://e-hikidashi.com/wp-content/uploads/2021/09/image-4.png)
プラトーは、どんな人にも必ず「成長の停滞期」が訪れる、とする概念。
学習曲線のかたちが台地(plateau【platəʊ】)に似ていることから、この名前がつけられています。
英語の勉強も例外ではなく、このプラトー期が何度か訪れます。
そして、このプラトー期に差し掛かると、それまでのモチベーションが続かず、弱気になりがち。
そこで、解決策です。
解決策4:気分転換する
そんなときは、
思い切って気分転換する
これで乗り切りましょう!
2.TOEICのスコアが思うように伸びないときの対策
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ここまで、スコアが伸びないときに考えられる理由とその解決策を見てきました。
では、具体的にはどんな対策をすれば良いでしょうか?
ここからは、
- 苦手項目について集中対策する
- 毎日勉強する環境をととのえる
- テスト当日までにペースをつかむ
- 思い切って気分転換する
この4つの対策について、詳しく説明します。
1.苦手項目について集中対策する
1つ目は、
苦手意識のある項目だけを集中して対策する
です。
TOEICの勉強は、大きく4つの項目に分けられます。
- 文法
- 語彙
- リスニング
- リーディング
この中から、苦手意識のある項目について対策していきましょう。
まず、それぞれに適した参考書があるので一冊選びます。
(項目別の参考書は、こちら)
その後、
- 1日にこれだけは勉強すると決めて取りかかる
- 翌日は、はじめに前日の復習をする
- つぎに、その日の分の勉強をする
2番目の「前日の復習」と3番目の「新しい勉強」のサイクルをつくります。
苦手な項目について、参考書を使って勉強する方法は、
期間を決めた方がうまくいく
たとえば、
はじめは1ヵ月だけ続けて、
もう少し必要と感じたら、
時間を置いてもう2週間、など。
もともと苦手意識もあってのことなので、
短期間で区切った集中対策が、モチベーションをキープするコツ
です。
ある程度、自信がついたら、他の項目と一緒に勉強する方法に切り替えましょう。
2.毎日勉強する環境をととのえる
2つ目は、
毎日勉強する環境をととのえる
さきほども触れましたが、勉強は筋トレと同じです。
習慣化できれば、ゴールが見えてきます。
このとき、
意志の力が強いかどうかで、勉強の方法を決める
どういうことかと言うと、
これまでの人生で、自分は意志力が強い方だと思えば、
自分なりのルールを決めて、あとは邁進するのみ
です。
一方、あまり意志力が強い方ではないという場合には、
プロのつくったプログラムにそって、勉強する習慣を身につける
という方法があります。
プロのつくったプログラムと言えば、
「スタディサプリ TOEICテスト対策コース」
![](https://www11.a8.net/0.gif?a8mat=3HEGYQ+8350D6+3AQG+C4DVL)
ガイドに沿って、ほぼ自動的に学習モードに入りたい方のためのプログラムです。
(詳しくは、こちら)
3.テスト当日までにペースをつかむ
3つ目は、
テスト当日までに、問題を通しで何回も解いてペースをつかむ
本番と同様の試験問題に何度もとり組み、ペースをつかむための対策です。
TOEICは慣れが肝心!
実際、TOEICに慣れているかどうかで、スコアが大きく変わってきます。
対策には、
- 問題集を使う
- アプリを使う
この2つの方法があります。
問題集を使う
この方法では、全問題集を一冊選びます。
(全問題集は、こちら)
アプリを使う
この方法では、やはり
TOEICテスト対策![](https://www12.a8.net/0.gif?a8mat=3HEGYQ+8350D6+3AQG+C6QR6)
が向いていると思います。
(詳しい理由は、こちら)
4.思い切って気分転換する
プラトー期に入ってしまったと思ったときは、
思い切って気分転換する
これで乗り切りましょう!
2番で、「英語の勉強は毎日続けることが重要」と言いましたが、プラトー期は例外です。
プラトー期に入ったときは、同じことを続けても効果が上がらず、かえって焦ってしまう原因に。
そのため、「プラトーかぁ、なら、しょうがない」と割り切って過ごした方が、その後の伸びしろが大きくなります。
そこで、TOEICの勉強からはすこし離れて、英語そのものを楽しむことをおすすめします。
英語そのものを楽しむ方法には、
- 洋画を観る
- 洋楽を聞く
- 英語で放送されているアニメを観る
など。
(洋画やアニメを観ながら英語を楽しむ方法は、こちら)
(洋楽を聞ききながら英語を楽しむ方法は、こちら)
洋画や洋楽にあまりにハマって、TOEICを忘れてしまわないようにする必要はありますが^^、
「急がば周れ」ということわざもあります。
一見、関係なさそうに見えることが、じつは総合的な英語力を上げる近道だったりします。
そうこうするうちに調子が戻ってくるので、安心して、遊びの要素を取り入れてみてください!
3.まとめ
いかがでしたか?
TOEICのスコアが思うように伸びないときは、
- 苦手意識から手をつけていない項目がある
- 勉強時間が足りていなかった
- テストそのものに慣れていなかった
- プラトー期に入ってしまっている
それぞれの対策は、
- 苦手項目について集中対策する
- 毎日勉強する環境をととのえる
- テスト当日までにペースをつかむ
- 思い切って気分転換する
この4つ。
解決策が見つかれば、あとはそれを実践するだけです。
気を取り直して、頑張りましょう!