初めてTOEICを受けるときに、「リーディングの対策をしたいけど、具体的な勉強法がよくわからない」という声をききます。
そこで、このページでは、TOEICのリーディング・セクションを「文法問題」「語彙問題」「読解問題」にわけて、それぞれの問題の傾向と具体的な勉強法をまとめました。
さらに、リーディングではどうすれば効率よくスコアをアップさせられるのか、その方法をスクールでTOEICコースを教えていた元講師がくわしく解説します。
1. TOEICの出題傾向を理解する
TOEICテストは大きく、リスニングとリーディングの2つのセクションに分かれています。
まず、最初に確認したいのが、セクションごとの問題の傾向。
TOEICテストでは、リスニング、リーディングともに毎回同じ傾向の問題が出題されます。
そのため、それぞれのセクションで
どんな問題が出るのかを、あらかじめ知っておくこと
これが、重要です!
それでは、各セクションの問題の傾向を見てみましょう。
1.リスニング・セクション
TOEICテストのリスニング・セクションは、Part1~4の4つのパートで構成されています。
パートごとの内容はつぎのとおり。
PART | 問題の種類 | 設問の数 | 設問の内容 |
1 | 写真描写問題 | 6問 | 問題に印刷されている写真の説明文として最もふさわしい解答を、放送される4つの英文から選ぶ問題 |
2 | 応答問題 | 25問 | 聞こえてくる質問文(呼びかけ)に対して、最も適切な内容(応答)を3つの選択肢から選ぶ問題 |
3 | 会話問題 | 39問(3問x13セット) | 2人または3人の会話を聞き、その内容について4つの選択肢から解答を選ぶ問題 |
4 | 説明文問題 | 30問(3問x10セット) | 1人のスピーカーの話を聞いて、その内容について設問に答える問題 |
つぎに、リーディング・セクションを見てみましょう。
2.リーディング・セクション
リーディング・セクションは、Part5~7の3つのパートで構成されています。
パートごとの内容はつぎのとおり。
PART | 問題の種類 | 設問の数 | 内容 |
5 | 短文穴埋め問題 | 30問 | 1ヵ所が空所になっている短い英文を読んで、空所を埋めるのに最も適切な解答を4つの選択肢から選ぶ問題 |
6 | 長文穴埋め問題 | 16問(4問x4セット) | 3~4ヵ所が空所になっている長文を読んで、それぞれの空所に最も適切な解答を4つの選択肢から選ぶ問題 |
7 | 長文読解問題 | 54問(1つの文書 29問 複数の文書 25問) | 1~3つの文書を読み、各設問に対する最も適切な解答を4つの選択肢から選ぶ問題 |
このように、TOEICテストは合計7つのパートで構成されています。
うえの2つの表から、各パートでどのような問題が出題されるのか、その傾向がわかりました。
ここからは、特にリーディング・セクションを中心に話を進めます。
2. TOEICのセクションごとの正解率の目安
TOEICの問題は、リスニングが4つ、リーディングは3つのパートで構成されていることがわかりました。
では、各パートで何点とれば、目標点に到達するでしょうか?
まず、TOEICテストの合計スコアと問題数を見ていきます。
TOEICテストは、リスニング・セクションとリーディング・セクション、それぞれの正解率によって合計のスコアが決まります。
TOEICテストの問題数は合計200問。
このうち、リスニングとリーディングの問題数は、それぞれ100問です。
つぎに、具体的な数字を、リスニングとリーディングの順番で確認します。
1.リスニング(Part1~Part4)
リスニングはリーディングよりスコアが取りやすい傾向があるため、TOEIC600点以上を目標とする場合、リスニングの正解率の目安は7割。
リスニング・セクションは4パートにわかれていて、問題の種類がすべて異なります。
そこで、リスニング・セクションのパートごとに正解したい数は、
Part1 6問中: 4~ 5問
Part2 25問中:19~20問
Part3 39問中:24~25問
Part4 30問中:18~19問
合計すると、正解数が65問~69問になります。
2.リーディング(Part5~Part7)
一方、リーディングはリスニングに比べるとスコアを取りにくいため、リーディング・セクション全体では5割強の正解率を目指します。
リーディング・セクションは3パートにわかれていて、問題の難易度もそれぞれ異なります。
そこで、パートごとに正解したい数は、
Part5 30問中:18~19問
Part6 16問中: 8~ 9問
Part7 54問中:25~26問
合計すると、正解数が51問~53問。
これで、5割強の正解率になります。
目標とする正解率が、リスニングに比べてリーディングで低いことには、いくつか理由があります。
そのひとつが、
リーディング・セクションでは「時間配分」が必要になるため!
これについて、説明します。
まず、リスニングとリーディング、2つのセクションの解答時間について見てみましょう。
1.リスニング・セクション
リスニングは設問ごとに放送を聞いてから答えていくスタイル。
リスニングは、設問ごとの解答時間に注意する必要はありますが、放送時間が決まっているため、全体の時間配分を気にする必要はありません。
2.リーディング・セクション
一方、リーディングの解答時間は自分で決めるスタイルです。
リーディング全体では75分という時間枠がありますが、それぞれのパートで何分使うかは、受験者にまかされています。
特に、リーディングのPart7は問題数が54問と多く、TOEICテストでは最終パートにあたります。
そのため、
Part5とPart6でテンポよく解答していかないと、Part7の途中で時間切れになることも
そこで、「時間配分」はかならず対策しておきたいポイントです。
リーディング用の問題集をつかって、「時間配分」の感覚を身につけておきましょう。
(「時間配分」について、詳しくはこちら)
つぎは、リーディングのくわしい内容です。
3. TOEIC「リーディング」の問題の特徴
リスニングとリーディングの各パートでそれぞれ何問正解すればよいか、目安となる数字を見てきました。
また、リーディングには「時間配分」という課題があることもわかりました。
時間配分を考えながら、各パートの正解率を上げるためには、問題の特徴を理解しておくことが大切です。
ここからは、リーディングをパート別に見ていきます。
1.「リーディング」問題の英文の長さ
リーディングは、設問に答えるために読む英文の長さがパートごとに異なります。
パートごとに読む英文の長さは、
- Part5:短文
- Part6:長文
- Part7:1つの長文、または複数の長文の組み合わせ
このようになります。
リーディング問題の英文の長さはパートごとに異なりますが、問題の種類にはどのようなものがあるでしょうか?
2.「リーディング」問題の種類
リーディングの問題は、大きく分けると「文法問題」「語彙問題」「読解問題」の3種類。
Part5, Part6, Part7では、これらの問題が組みあわされて出題されます。
問題の組み合わせは、つぎのとおり。
- Part5:「文法問題」と「語彙問題」
- Part6:「文法問題」と「語彙問題」と「文挿入の問題」
- Part7:「語彙問題」と「読解問題」
このように、リーディングは各パートで問題の種類と読み取る英文の長さが違うため、
学習対策はパート別に立てると効果的!
パート別にすることで、それぞれの傾向にそった対策をしっかり取ることができます。
パート別の学習対策で、確実に600点以上を達成しましょう!
つぎの章では、あなたが得意なパートを確認します。
4. TOEIC「リーディング」で得意なパートを把握する
さて、ここからは、リーディングであなたが得意とするパートを確認します。
TOEICのテスト対策はパート別にするのが効果的といいました。
そこで、まず、得意なパートを把握して、対策する順番を決めます。
1.模試を受けてみる
得意なパートの把握には、模擬試験を受けてみることが役に立ちます。
まず、模試を受けて、現在の実力を確認します。
これは、あとでパート別に学習プランを組み立てるときと、学習のすすみ具合を確認するときの目安になります。
模試といってもわざわざ会場を訪れる必要はありません。
本番さながらの問題が収録された教材やサイトがあるので、それを活用すると良いでしょう。
具体的な教材やサイトはこちらでも紹介しています。
2.模試の結果をみる
模擬試験を受けたら、すぐに答えあわせをします。
ここでは、全体のなかからリーディング・セクションに注目します。
まず、リスニングと比較して、リーディングの点数が高かったかどうかを確認します。
つぎに、リーディングのパート(Part5~7)別の結果をみて、自分の得意とするパートを把握します。
それぞれのパートで何問解けたか、正解した数を数えます。
正解した数をみると、多く正解できたパートと正解数が少ないパートがあると思います。
この結果によって、これからなにに力を入れて取り組むとよいかが明らかになります。
今後の学習の進み具体を客観的にみる指標として、まずチェックしておきたいのが模試の結果です。
テスト対策をする前に模試を受けると、思うように点数がとれないことがあります。
しかし、そこは重要ではありません。
模試を受ける目的は、TOEICテストとはどういうものかを知って、必要な対策を立てること。
これからスコアを伸ばすためのきっかけにしましょう!
セクションごとの点数と得意なパートがわかったところで、つぎは学習プランを組み立てます。
5. TOEIC「リーディング」の学習プランを組み立てる
第3章では、セクション別の点数と、得意なパートを確認しました。
ここからは、リーディングのパート別対策を中心にした学習プランを組み立てていきます。
まず、リーディング・セクション全体のスコアから、2つのタイプに分けて考えます。
具体的には、リスニングと比較して、
- リーディングの点数が低く、どのパートの解答もあいまいだったとき
- リーディングの点数が高く、どのパートも比較的よくできているとき
この2つのタイプになります。
どちらのタイプに当てはまるかによって、重点をおくべきパートとその攻略法がわかります。
それでは、それぞれの攻略法を見てみましょう。
1.「リーディング」の点数が低く、どのパートの解答もあいまいだったとき
まず、模試の結果別に具体的な攻略法を確認します。
パート別対策:Part5と6を集中的に強化する
模試の結果をみて、
リスニングよりもリーディングの点数が低く、どのパートの解答もあいまいだったとき
↓
Part5とPart6を集中的に強化する。
リーディング全体の点数が低く、どのパートもあいまいに解答していた場合は、「文法の基礎力」と「語彙力」および「英文読解力」の強化が必要です。
主に「英文読解力」が試されるPart7は、短期的にスコアを上げることが難しいため、このタイプでは、Part5とPart6を中心に対策します。
まず、Part5とPart6の問題を少しくわしく見てみましょう。
【Part5の問題】
・単語の中心となる部分が同じで、語尾だけが異なる「品詞問題」
・動詞の活用形が並ぶ「動詞活用問題」
・同じ品詞の単語が並ぶ「語彙問題」
など。
【Part6の問題】
・単語の中心となる部分が同じで、語尾だけが異なる「品詞問題」
・同じ品詞の単語が並ぶ「語彙問題」
・空欄に適切な文を挿入する「文の挿入問題」
など。
このなかで、対策することでスコアがすぐに伸びやすいのは、Part5とPart6の「文法」と「語彙」の問題。
そこで、この2つを重点的に強化します。
Part5、Part6の強化法
それぞれの学習対策はつぎのとおり。
- Part5:問題の種類を見分けて、それぞれの解法を当てはめる
- Part6:問題の種類を見分けて、すぐ解ける問題から解いていく
- Part5, Part6共通:「文法」と「語彙」の問題で解けなかった問題を何度も復習する
→ 詳しくは、第6章 「基本英文法の確認」と「語彙力強化」
これらの対策にそって、Part5とPart6のスコアをアップさせます。
「文法」と「語彙」の問題がすぐに解けるようになったら、Part6の「文挿入」の問題と、Part7の問題にチャレンジしましょう。
Part6の「文挿入」とPart7の対策では「英文読解力」を強化します。
具体的な学習法は、つぎの章で紹介します。
2.「リーディング」の点数が高く、どのパートも比較的よくできているとき
もう一つのタイプについて見ていきます。
パート別対策:Part5, 6はさらっと復習 + Part7を強化する
模試の結果をみて、
リスニングに比べてリーディングの点数が高く、リーディングのどのパートも比較的よくできているとき
↓
Part5とPart6の「文法」と「語彙」はさらっと復習 + Part6とPart7の「読解力」をさらに強化する
リスニングに比べてリーディングの点数が高い。
また、「日頃から英文を読むことが苦にならない、または、英文を読むのが好き」
この場合には、「英語の理解力」はすでにあり、「英文読解力」をさらに強化することで、高得点もねらえると考えられます。
そのため、この場合の学習対策は、
- Part5とPart6の「文法」と「語彙」をさらっと復習する
- Part6とPart7の「英文読解力」をさらに強化する
この2つになります。
Part5, 6はさらっと復習 + Part7の強化法
それぞれの学習対策はつぎのとおり。
TOEIC Part5, Part6:
- 「文法」と「語彙」の問題は、さらっと復習する
- 「文法」と「語彙」で解けない問題は、解法をしっかり確認する
- 「文挿入」で解けない問題は、「英文読解力」を強化する
+
TOEIC Part7の対策:
- 文章のタイプを見分けて、タイプ別の解法にそって長文と設問を読み解く
→ 詳しくは、
第6章 「基本英文法の確認」と「語彙力強化」+「長文問題の解き方を確認」
これらの学習対策をすることで、Part5、Part6、Part7すべてのパートで高いスコアを目指します。
ここまで、2つのタイプ別に学習プランを見てきました。
つぎは、いよいよ、具体的な学習法です。
6. TOEIC「リーディング」のパート別学習法
タイプ別学習プランにそったパート別対策は、
- Part5と6を集中的に強化する
- Part5, 6はさらっと復習 + Part7を強化する
この2つ。
1と2それぞれ、または共通の具体的な学習法は、
- 「基本英文法の確認」と「語彙力強化」
- 「長文問題の解き方を確認」
となります。
ここからは、この具体的な学習法について解説します。
パート別の具体的な学習法
パート別対策には、いくつかのパートに共通の問題の種類があります。
Part5とPart6で共通 | 「文法」の問題 |
Part5, Part6, Part7で共通 | 「語彙」の問題 |
Part6とPart7で共通 | 「読解」の問題 |
このうち、Part5とPart6共通でスコアがすぐに伸びやすいのは、「文法」と「語彙」の問題。
そこで、「文法」と「語彙」の具体的な学習法から見ていきます。
文法の確認と強化
リーディングのパート別学習のなかで、最初に強化したいのが「文法」。
その理由は、文法対策はスコアに反映されやすいという特徴があるため。
そこで、まず、基本英文法を確認します。
TOEICテストには、パートごとに出題される「問題」のタイプがあります。
Part5とPart6の問題は、
・「品詞問題」
・「動詞活用問題」
・「語彙の問題」
・「文挿入の問題」
など
このうち、文法の問題は「品詞問題」と「動詞活用問題」。
文法用語でいうと、「カテゴリー」にあたります。
TOEICリーディング・セクションの文法問題は、このようないくつかの「カテゴリー」に限定されるため、これを見分けて対策することがスコアをアップさせるコツになります。
つまり、「カテゴリー」を見分けることができれば、それを解くための「解法」も同時に見つかります。
TOEICテスト用の文法ドリルで、これらの「カテゴリー」と対応する「解法」を確認して、何度も復習しましょう。
文法対策については、このページでもくわしく解説しています。
語彙力を強化する
つぎに、重点的に強化したいのは「語彙力」です。
「語彙」の問題は、リーディングのすべてのパート(Part5, Part6, Part7)で出題されます。
さらに「語彙」にも、対策することですぐにスコアが伸びやすいという特徴があります。
さて、TOEIC600点以上をとるのに必要な単語数は、約5000語。
高校までに習う単語の数は約3400語なので、あと1600語あれば目標に到達できることに。
しかも、この1600語は、これからあなたが仕事でつかうことになる単語ばかり。
TOEICテスト用の単語帳をつかって効率的に単語を覚え、一緒に用法も確認しましょう。
長文問題の解き方を確認
ここからは、Part6とPart7で共通の「読解」の問題です。
読解問題のなかでも、特に、TOEICで出題される長文問題の解き方を確認します。
Part6の「文挿入の問題」とPart7のすべての問題は、長文の読解問題です。
長文には、さまざまなタイプがあります。
たとえば、
- ひとつのテーマにそって書かれた文章
- レターや社内メールなどの業務文書
- ニュースやプレスリリースなどの広報文書
- 取扱説明書や保証書などの定型文書
- 表やリストを組み合わせた文章
など。
TOEICでは、1~5のいずれかの長文を読んで、設問に答える問題が出題されます。
それぞれの読み方にはコツがあります。
長い文章も、コツをつかんでから取り組むと、内容を理解しながら比較的短時間で読むことができるようになります。
Part7ではさらに、これらの文章を組み合わせたダブルパッセージ、トリプルパッセージと呼ばれる問題が出題されます。
パッセージ(passage) とは「段落」や「節」という意味ですが、TOEICではいくつかの「文章」の組み合わせについて説明するときに、この言葉が使われます。
ダブルパッセージやトリプルパッセージの問題にも効率的に文章を読みながら、設問に答えるコツがあります。
TOEIC用のテキストを用意して、すべてのタイプのコツをつかみましょう。
ここまで、リーディング・セクションのPart5, Part6, Part7の具体的な学習法を見てきました。
つぎの章では、教材の選び方を確認しましょう。
7.TOEIC「リーディング」対策のための教材の選び方
ここからは、リーディングの具体的な学習と強化に役に立つ、教材と問題集の選び方を見ていきます。
リーディング対策に必要なのは、
- 「得意なパートの確認」と「本番の形式に慣れる」ための全問題集
- リーディングの総合対策と「時間配分」のための「パート別(Part5~7)」教材
- 各パートを強化するための「文法ドリル」と「単語帳」
この3種類の教材と問題集です。
テキスト選びで重要なのは、それぞれの目的にあったものを見極めること。
たとえば、
TOEICは合計200問の問題を、2時間で解くテストです。
そのため、TOEICテストの「本番の形式」に慣れておくことは、ひとつの重要な試験対策。
そこで、
「本番の形式に慣れる」には、「全問題集」
これを使って、対策します。
また、TOEICテスト、特にリーディングでは「時間配分」に慣れることも重要です。
そこで、
「時間配分」の感覚を身につけるには、「パート別(Part5~7)」の教材
これで、対策します。
TOEICは、それぞれの目的にあった教材や問題集で、集中して対策すると効果的です。
8.TOEIC「リーディング」対策に最適な教材と問題集
ここからは、全問題集、パート別の学習と各パートの強化に最適な教材と問題集を紹介します。
全問題集
「得意なパートの把握」と「本番の形式に慣れる」ための問題集は、
「公式TOEIC Listening & Reading 公式問題集」
公式教材です。
TOEICテスト開発機関であるETSが実際と同じプロセスで問題を収録しています。
そのため、TOEIC公開テストと傾向がまったく同じです。
リスニングの音声の一部は実際のテストと同じスピーカーが担当しています。
TOEICテストを疑似体験するのに最適です。
(「公式問題集」は何冊も発行されていますが、新形式採用以降のものはどれも有効です)
設問ごとの詳しい解説を求めるなら、
「TOEIC L&R テスト 目標スコア奪取の模試」
実際のTOEICテストを研究しつくして書かれた教材です。
TOEICテストと同じ難易度の問題にチャレンジできる問題集になります。
問題一式とそれぞれの問題に対するくわしい解説をとおして、TOEICテストを体験することができます。
目指すレベルごとにちょっとしたコツも紹介されています。
どちらも、模擬試験用としても使いたい「全問題集」です。
実際のテストと同じ形式に慣れるには「公式教材」。
詳しくわかりやすい解説を求めるなら「目標スコア奪取の模試」がおすすめです。
パート別(Part5~7)の教材
パート別の教材には、セクション別(リーディングのPart5~7をすべて網羅)と、パートごとの2種類があります。
リーディング・セクションの総合対策には、
「公式TOEIC Listening & Reading プラクティス リーディング編」
公式教材です。
公式テストを受けるための正統派の教材。
リーディング問題にとり組むためのヒントが満載です。
「時間配分」のためのパート別対策には、
「[音声DL付]TOEIC(R) L&Rテスト 究極の模試600問+ 究極のゼミシリーズ」
本物そっくりの模試3セット・600問を収載。
各パート共にとても丁寧な解説がついているので、疑問を残さずにつぎに進めます。
文法ドリル
問題のタイプ別の重要項目の確認と強化には、
「1駅1題 新TOEIC TEST文法特急」
TOEICに特化した文法書です。
問題の次ページに書かれている回答・解説がわかりやすく、通勤時にもつかいやすい構成となっています。
音声つきです。
「新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編」
Part5&6の攻略用として。
「1駅1題 新TOEIC TEST文法特急」とあわせて使いたい一冊。
音声つきです。
単語帳
「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)」
「金フレ」として有名なTOEIC単語帳の代名詞ともいえる一冊。
音声つきです。
9. まとめ
いかがでしたか?
リーディングの2つの学習プランは、
- Part5とPart6を集中的に強化する。
- Part5とPart6の「文法」と「語彙」はさらっと復習して、Part6とPart7の「読解力」をさらに強化する
リーディングの学習対策に取り入れたいのは、次の3種類のテキストでした。
- 「得意なパートの確認」と「本番の形式に慣れる」ための全問題集
- リーディングのパート別対策と「時間配分」のための「パート別(Part5~7)」教材
- 各パートを強化するための「文法ドリル」と「単語帳」
取り組むべきポイントとそれを強化できるテキストを見極めて、効率的にスコアをアップさせましょう!