TOEIC直前:3日前からの「過ごし方」と当日の「持ち物」「注意事項」

いよいよTOEICテストが数日後にせまってくると、事前準備は何をしておけばよいのか気になりますよね?

このページでは、TOEICテスト直前の3日前から試験当日までに準備しておきたいポイントをまとめました。

順番に確認しておけば、当日は過度に緊張することなく、テストに集中できると思います。

1.TOEICテスト:3日前の「過ごし方」

あと数日で、TOEICテスト本番。

でも、どんな準備をしておけばよいのか、はじめて受験するときはなにかと不安なもの。

そこで、このページでは、はじめてTOEICテストを受ける日の「3日前から当日までの準備」について解説します。

TOEICテストの「3日前から」には、意味があります。

では、順番に見ていきましょう。

テストの3日前にしておきたいことは、

  • 試験会場までの「交通手段」の確認
  • 試験当日の「時間の流れ」の確認
  • 受験票に貼る「証明写真」の準備
  • 得点アップの「コツ」の確認

この4つ。

では、順番に説明します。

試験会場までの「交通手段」の確認

1つ目のポイントとして、

・ 試験会場の場所

・ 交通手段(できれば2~3通り)

・ 自宅から会場までの所要時間

この3点を、テストが実施される3日前にチェックしておきましょう。

3日前ではちょっと早いのでは?

と思われるかもしれませんね。

しかし、

TOEICの受験会場は、受験票が届いてはじめてわかる!

申し込みをする時点で、受験地の希望を書く欄がありますが、これは「都市名」まで。

そのため、実際の受験会場は、受験票が届くまでわかりません。

そこで、訪れたことのない場所に会場がある可能性も。

当日あわてないためにも、前もって場所と交通手段を確認しておきたいところです。

そうすることで、

当日の朝は交通情報だけをチェックして、最短ルートで会場に向かうことができる

たとえば、

よくあるケースが、試験会場の「名称」と「最寄り駅」はわかっているけれど、行き方がよくわからないというもの。

その場合、

調べなければと思っているうちに試験当日を迎えて、朝バタバタしながら出発。

会場にはギリギリに到着できたものの、途中で飲み物を買うこともできなかった・・・

そんな状況は避けたいもの。

そこで、交通ルートは3日前には確認しておきましょう

試験当日は、なるべく早めに会場入りして気持ちを落ち着けることも、有効な試験対策のひとつです。

つぎは、当日の流れです。

試験当日の「時間の流れ」の確認

ここでは、試験当日の「時間の流れ」について、見ていきましょう。

TOEICテストは、2024年6月現在、午前と午後に実施されています。

標準的な「時間の流れ」はつぎのとおりです。

試験当日の実施時間は、かならず「受験票」でご確認ください。

午前実施

受付9:25~ 9:55
試験説明・音テスト9:55~10:20
試験開始~試験終了10:20~12:20
問題・解答用紙の回収12:20~12:35
解散12:35(予定)

午後実施

受付 14:05~14:35
試験説明・音テスト14:35~15:00
試験開始~試験終了15:00~17:00
問題・解答用紙の回収17:00~17:15
解散17:15(予定)

( 出典:IIBC 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 公式HP

注: 受付時間終了後は休憩がありません。

退室もできなくなるため、軽食などはその前に済ませておきましょう。

つぎは、写真の準備です。

受験票に貼る「証明写真」の準備

3日前に準備したいものの2つ目は、受験票に貼る写真です。

TOEICテストを受けるために、「受験票」と並んで重要なのは「証明写真」!

そこで、準備するのは、

  • 縦4cm×横3cm
  • 6ヶ月以内に撮影
  • 正面を向いていて本人と確認できるもの
  • 無帽・フチなし
  • 背景は白または薄い色

このような条件を満たしていればOKの一般的な証明写真です。

ここで確認しておきたいのは、

規定外の写真(たとえば、プリンターで普通紙・コピー紙に印刷した写真やプリクラ写真)で間に合わせることはできない

ということ。

これらの写真では、最悪の場合、

x 受験できない
x 公式認定証に印刷されない

そんなことにも、なりかねません。

受験できないなんてことになれば、これまでの努力は水の泡。

また、

公式認定証に印刷されなければ、たとえ目標点に到達していても、公的に証明できない

そんな状況は避けたいですよね。

今回準備するのは、公式認定証に印刷されて、あとあとも残る写真です。

自分で納得のいく写真を、早めに用意しておきましょう

つぎは、今からでも間に合う、得点アップのコツを確認します。

得点アップのための「コツ」の確認

3つ目は、

当日取り入れることで得点アップできる 「攻略法」と「解法のコツ」 の確認

です。

TOEIC対策を頑張ってきたけれど、当日までにもう少し得点アップできるコツがあったらいいのに・・・

これは、受験者共通の願いだと思います。

そこで、直前でも間にあう得点アップのコツを確認しておきましょう

( 「得点アップできる」具体的な方法は、こちらのページで確認できます! )

TOEICテストは、

  • リスニング :Part1~4
  • リーディング:Part5~7

計7つのパートで構成されています。

ここでは、各パートの問題のおさらいだけしておきます。

リスニング・セクション

PART問題の種類設問の数設問の内容
1写真描写問題(6問)問題に印刷されている写真の説明文として最もふさわしい解答を、放送される4つの英文から選ぶ問題
2応答問題(25問)聞こえてくる質問文(呼びかけ)に対して、最も適切な内容(応答)を3つの選択肢から選ぶ問題
3会話問題(39問:3問x13セット) 2人または3人の会話を聞き、その内容について4つの選択肢から解答を選ぶ問題
4説明文問題(30問:3問x10セット) 1人のスピーカーの話を聞いて、その内容について設問に答える問題

リーディング・セクション

PART問題の種類設問の数内容
5短文穴埋め問題(30問)1ヵ所が空所になっている短い英文を読んで、空所を埋めるのに最も適切な解答を4つの選択肢から選ぶ問題
6長文穴埋め問題(16問:4問x4セット) 3~4ヵ所が空所になっている長文を読んで、それぞれの空所に最も適切な解答を4つの選択肢から選ぶ問題
7長文読解問題(54問:1つの文書:29問 複数の文書:25問) 1~3つの文書を読み、各設問に対する最も適切な解答を4つの選択肢から選ぶ問題

ここまで、 テスト直前3日前の「過ごし方」を見てきました。

つぎは、テスト2日前です。

2.TOEICテスト:2日前の「過ごし方」

ここからは、TOEICテストから2日前の「過ごし方」です。

テストの2日前にしておきたいことは、

  • 模擬試験を解いてみる
  • 持ち物リストをつくる

この2つ。

では、一つずつ見ていきましょう。

模擬試験を解いてみる

1つ目のポイントは、

模擬試験を解いてみる

主なねらいは、つぎの2つ。

  1. 本番前に、以前解いたことのある模試をもう一度解いて、テストを疑似体験する。
  2. テスト3日前に確認した「得点アップのコツ」を実際に使って、模試を解いてみる。

1.テストを疑似体験する

1つ目のねらいは、テストを疑似体験すること。

これまでにしてきたテスト対策の効果を確認できるのは、本番のテストですね。

しかし、テスト直前に、

解いたことのある模試を、もう一度解いてみる

ことをおすすめします。

その理由は、この段階で、200問の問題を通しで解いておくことで、

  • テストの内容を再確認
  • テストがどのように進行するかを再確認
  • パートごとの時間配分を再確認、または調整

こういったことができるため。

つまり、

本番であわてないために、テストを疑似体験しておく

ということ。

たとえば、よく起こりがちなのが、

テスト対策を細切れでおこなってきたため、全体像がぼやけている

というもの。

最終的な作品イメージがわかない状況で、映像作品の編集をしているかのようですね。

特に、テスト対策は、取りかかりやすいところから始めていることも多いと思います。

そこで、テスト直前に全体を通して、

実際に問題を解いてみる

これで、本番のテストにも落ち着いて取り組めると思います。

2. 得点アップの「コツ」を実際に使って、模試を解く

2つ目のねらいは、「コツ」を実際に使って、模試を解くこと。

テストの3日前に確認した「得点アップのコツ」

確認しただけで終わりではありません。

こうした「コツ」をいかせるかどうか、実際のテストと近い問題で試してみる必要がありますよね。

そこで、

「得点アップのコツ」を実際に使って、模試を解いてみる

この方法で、

テスト当日に使えそうな「コツ」をチェック

しておきましょう。

問題を解き終わったら、答え合わせすることも忘れずに。

「持ち物リスト」をつくる

テスト2日前の過ごし方の2つ目は、 「持ち物リスト」をつくること。

テスト当日の朝は、交通情報を確認するなど、なにかと忙しいもの。

そこで、「持ち物リスト」を事前につくっておくと、当日はチェックするだけでよいので便利です。

「持ち物リスト」には2種類のアイテムがあります。

  • 必須アイテム
  • できれば持参したいアイテム

では、一つずつ確認しましょう。

必須アイテム

必須アイテムは、つぎの6種類。

  • 受験票
  • 本人の確認書類*
  • 証明写真*
  • 筆記用具(机上に置けるのは、HB鉛筆 [または、シャープペン] と消しゴムのみ)
  • 腕時計*
  • マスク

* IIBCが本人確認書類と認めるもの

(日本で発行された有効期限内の写真付のもの)
運転免許証、学生証/学生手帳/生徒手帳、パスポート(パスポートは海外発行も可)、マイナンバーカード(個人番号カード)、住民基本台帳カード、外国人登録証明書、在留カード、特別永住者証明書、運転経歴証明書、障害者手帳(身体/精神)

「受験票に貼る証明写真」と「写真付の本人確認書類」の両方を試験当日にご用意いただけない場合は、ご受験いただけませんのでご注意ください。 (出典:IIBC 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 公式HP

また、腕時計についても注意書きがあるので、確認しておきましょう。

試験中に時刻のアナウンスはいたしません。また、腕時計以外のもの(携帯電話・置時計・ストップウォッチ・ウェアラブル端末など)を時計として使用することはできません。(出典:同上)

できれば持参したいアイテム:

できれば持参したいアイテムは、つぎの5種類。

  • 予備の鉛筆やシャープペン
  • 予備の消しゴム
  • 飲み物
  • 温度調節のためのカーディガンなどの上着
  • チョコや一口大のケーキなどのスウィーツやバナナなどの軽食

など。

あなたが、これは必要!と思うものをリストアップしておくと良いですね。

3.TOEICテスト:前日の「過ごし方」

ここからは、テスト前日の「過ごし方」です。

テストの前日は、

  • 「持ち物」の準備
  • 得点アップの「コツ」の再確認

この2つを実施します。

「持ち物」の準備

1つ目は、

テスト当日の持ち物を準備する

テストから2日前に用意した「持ち物リスト」をチェックしながら、テスト当日に持参するアイテムを準備しましょう。

アイテムは、

  • 必須アイテム
  • できれば持参したいアイテム

この2種類でしたね。

得点アップの「コツ」の再確認

もう一つのテスト前日の準備は、

得点アップのコツを再確認する

前日に、模試を解いて、テスト当日に使えそうな「コツ」をチェックしました。

そこで、もう一度、サッとでよいので確認しておくと、テスト本番で安心できると思います。

また、テスト前日は、耳を「英語モード」にできる動画や音楽を楽しみながら、なるべく早めに就寝しましょう。

4.TOEICテスト:当日の「過ごし方」

いよいよ、テスト当日です。

当日、朝の過ごし方

当日の朝にすることは、

  • 朝食をとる
  • 交通情報を確認する
  • 「持ち物リスト」をもう一度チェックする

この3つ。

もう特に説明の必要はありませんね。

会場に向かうときと、会場に到着してから時間があるときは、

耳を「英語モード」 にしておけば、リスニングからはじまるテストにスッと入ることができる

でしょう。

(耳を「英語モード」にする方法は、こちら

当日の会場での過ごし方

当日の会場での過ごし方も、実は、重要なテスト対策のひとつです。

当日は、

  • なるべくリラックスすることを心がける
  • リラックスしながらも、耳は常に「英語モード」にしておく
  • テストが午後なら、お昼は眠くならない程度の量の食事を取るのが 〇

このほか、

特にテストが午前中にある場合、

  • テスト中に「お腹が鳴るかも?」と思うと集中できないので、始まる前に軽食をとっておく

とよいかもしれません。

5.当日の注意事項

最後に、当日の注意または、禁止事項です。

当日気をつけたいことは、特につぎの3つ。

  • 忘れ物をしない
  • 問題用紙や解答用紙への書き込みは禁止
  • リスニング時間にリーディングの問題を解くことは禁止

一つずつ、説明します。

忘れ物をしない

1つ目は「忘れ物をしない」こと。

これ、当たり前に聞こえるかもしれませんが、重要です。

特に、つぎの4点は忘れるとテストそのものを受けることができません。

  • 受験票
  • (受験票に貼っておく)証明写真
  • 本人確認用の書類
  • マスク(2021年時点)

そこで、絶対に忘れないようにしましょう!

また、

試験会場には時計があるとは限らず、試験中の時刻のアナウンスもないため、

  • 腕時計も忘れずに!

問題用紙や解答用紙へのメモの書き込みは禁止

2つ目は、試験中の禁止事項です。

TOEICテストの問題用紙は、解答用紙と一緒に試験が終了したら、返却します。

そのため、

問題用紙や解答用紙への書き込みは禁止

ちょっとしたメモも禁止されているので、注意しましょう。

リスニング時間にリーディングの問題を解くことは禁止

3つ目も、試験中の禁止事項。

TOEICテストでは、

リスニングの時間にリーディングの問題を解くのは禁止

リスニングの問題を早く解き終わっても、試験開始から45分が経過しないうちは、リーディングの問題を始めることができません

ここで、注意が必要なことがもう一つ。

それは、

リスニング・セクションは、終了の合図がない

つまり、

自分で時間を確認して、試験開始から45分の時点で、リーディングの問題を始める

必要があります。

そのためにも、腕時計は忘れずに!

6.まとめ

いかがでしたか?

テスト直前でも、抑えておきたいポイントがいくつかありました。

テスト当日にあわてなくてもいいように、余裕をもって準備しておきたいですね。