TOEIC 600点以上を達成するための「文法」対策と参考書・アプリの選び方

TOEICがはじめてのあなたが力を入れるべきポイントは?

そう聞かれれば、わたしなら迷わず「文法」と答えます。

なぜなら、TOEICは「文法」が得点源になる問題が多いから。

そこで、このページでは、「文法」を中心とした効果的な勉強法と、学習に最適な参考書とアプリの選び方を紹介します。

1.TOEIC初心者に最適な「文法」対策

TOEICをはじめて受けることになったら、

  1. どんな勉強をすればいいの?
  2. そもそも、TOEICってどんなテスト?

この2つが気になりませんか?

わたしも以前、TOEICをはじめて受験することになったときに疑問に思ったことを覚えています。

そこで、このページでは、

・これまでにTOEICを受けてわかったこと
・スクールでTOEICコースを教えていた経験

この2つの観点から、あなたの疑問に答えます。

1. どんな勉強をすればいいの?

まず、1つ目の疑問。

はじめてTOEICを受けるときは、「どんな勉強をすればいいの?」

この答えとして、勉強の中心にしたいのは、

「文法」の再確認
「語彙力」の強化

この2つ。

「えっ、そんな基本的なこと?」と思ったでしょうか。

リスニングや読解問題など、それぞれに適した対策法がありますが、すべての基礎は「文法」と「語彙力」。

しかも、TOEICには、この2つを強化するだけでスコアを稼げるパートがいくつもあるのです。

TOEIC600点以上を狙うなら、これらのパートを攻略しない手はありません。

ぜひ、「文法」と「語彙」でスコアを上げていきましょう。

つぎに、2つ目の疑問です。

2. そもそも、TOEICってどんなテスト?

2つ目の疑問は、

そもそも、TOEICってどんなテスト?

この答えは、

TOEICとは、「英語によるコミュニケーション能力」と「ビジネス対応力」をはかるテスト

つまり、TOEICは「ビジネスの知識」がある程度あることが前提の試験なのです。

じつは、ここが意外と盲点になっています。

たとえば、

TOEICで600点以上をとっておけば、就職や転職に有利になる

こんな話を聞いたことがありませんか?

これは、TOEIC600点以上をとる力があれば、ある程度「ビジネスについて知っている」と期待されるため。

こうした理由から、

多くの企業が、TOEICを人事考課*のひとつの判断基準にしています。

*人事考課:業務への貢献度、職務の遂行や業績、能力などを一定の基準で評価し、賃金・昇進などの人事に反映する仕組み。

とはいうものの、TOEICをはじめて受けるときの年齢や経験はひとそれぞれ。

たとえば、大学生がTOEICを受験することに決めた場合、「ビジネス」の経験があるひとはそれほど多くないでしょう。

また、仕事をはじめたばかリのひとも、「ビジネス」の経験があるとは言いにくいですよね。

どちらのケースも、いざTOEICの勉強をはじめようと思っても、なにから手をつけていいのかわからないのは当然です。

そこで、「ビジネスの経験」がなくても、点数がとれる方法に着目します。

その方法とは、

「文法」と「語彙」の問題で確実にスコアを稼ぐこと

実は、この対策をすることで「ビジネス知識」の一部も補えます

そのため、

「文法」と「語彙」に集中して取り組むことが、TOEIC初心者が目標の600点以上を達成する近道です。

では、具体的に見ていきましょう。

2.TOEIC初心者が点数をとりやすいパート

ここからは、具体的に点数をとりやすいパートについて説明します。

TOEICをはじめて受けるときの対策は、「文法」と「語彙」の強化

そこで、具体的にどのように対策できるのか、確認しておきましょう。

まず、TOEICテストのパート別の問題の種類から見ていきます。

TOEICテストのパート別の問題の種類

TOEICではパートごとにどのような問題が出題されるのでしょうか。

最初に、TOEICの全体像を見てみましょう。

TOEICは、7つのパート(リスニング:Part1~4、リーディング:Part5~7)から構成されています。

各セクションのパートごとの問題の種類と内容はつぎのとおり。

リスニング・セクション

PART問題の種類(設問の数)設問の内容
1写真描写問題(6問)問題に印刷されている写真の説明文として最もふさわしい解答を、放送される4つの英文から選ぶ問題
2応答問題(25問)聞こえてくる質問文(呼びかけ)に対して、最も適切な内容(応答)を3つの選択肢から選ぶ問題
3会話問題(39問:3問x13セット)2人または3人の会話を聞き、その内容について4つの選択肢から解答を選ぶ問題
4説明文問題(30問:3問x10セット)1人のスピーカーの話を聞いて、その内容について設問に答える問題

リーディング・セクション

PART問題の種類(設問の数)設問の内容
5短文穴埋め問題(30問)1ヵ所が空所になっている短い英文を読んで、空所を埋めるのに最も適切な解答を4つの選択肢から選ぶ問題
6長文穴埋め問題(16問:4問x4セット)3~4ヵ所が空所になっている長文を読んで、それぞれの空所に最も適切な解答を4つの選択肢から選ぶ問題
7長文読解問題(54問:1つの文書 29問、複数の文書 25問)1~3つの文書を読み、各設問に対する最も適切な解答を4つの選択肢から選ぶ問題

TOEICのパートはこの7つです。

それぞれのパートで扱われる問題には、特徴があります。

あなたが得意なタイプと、そうでもないタイプの問題があると思います。

そこで、得意な問題はどんどん伸ばしていってください。

そうでない問題は、一緒に対策していきましょう!

まず、「文法」と「語彙」をどうやって対策するかを見ていきます。

「文法」は構成要素から判断、「語彙」でビジネス知識を取り入れる

ここからは、「文法」と「語彙」の対策法について説明します。

「文法」と「語彙」は一緒に対策する方法と、別々に対策する方法があります。

一緒に対策する方法は、

  1. 「文法項目」を確認
  2. TOEICで頻出する単語を含む例文を覚える
  3. その例文のなかで「文法知識」を定着させる

この方法は、「文法」と「語彙」の対策が一度にできるので、おすすめです。

つぎに、別々に対策する方法です。

TOEICは「ビジネス対応力」をはかる試験

そのため、TOEICの問題はビジネス関連のものが多いのですが、

文法」の学習では、「ビジネス」のことはいったん忘れましょう

どういうことかと言うと、

「文法」問題は、構成要素から判断して、解答する

この方法で問題にとり組みます。

たとえば、

Q. Please inform us of your availability for next week so that ___ can set up a meeting beforehand. 
 という問題があるとすると、

 解答の選択肢は、(A) we (B) us (C) our (D) ourselves などになるでしょう。

 このうち、正解は、so thatと助動詞 “can” の間に入る語句なので、S+Vの形をとることができる、(A)になります。

このように、「文法」問題は、構成要素を見て、解答を選びます

ちなみに、この文章の意味は、

 「あなたの来週のご都合をお知らせください。(そうすることによって)ミーティングを前もって設定することができますので」

 学校では、so that 構文は後ろから訳すと教わりますが、TOEICをはじめとする実用英語では、文章を頭から理解する習慣をつけましょう!

一方、

「ビジネス知識」は、「語彙」の学習から取り入れます。

具体的には、

TOEIC用の単語帳をつかって、ビジネスでよく使う単語を効率よく覚える

たとえば、さきほどの、

Please inform us of your availability for next week so that we can set up a meeting beforehand.

このなかで、”availability” や “set up” はビジネス頻出表現です。

単語帳で、これらの単語や熟語が含まれるセンテンスを丸ごと覚えれば、自然にビジネス知識を取り入れることができます

「語彙」の学習法については、第5章でもくわしく解説します。

「文法」と「語彙」が中心の問題

ここまで、TOEICのパート別の問題の種類と、「文法」と「語彙」の対策の概要を見てきました。

さて、TOEICのパートのうち、

  • リスニングの、Part1とPart2
  • リーディングの、Part5とPart6

これら4つのパートで出題されるのは、「文法」と「語彙」の対策をすれば解きやすい問題です。

リスニングのPart3とPart4、リーディングのPart7にも、もちろん文法対策は有効です。

しかし、これらのパートは「文法」と「語彙」以外の要素も多く、さらに別の対策が必要になります。

そこで、まず、Part1とPart2、Part5とPart6の問題に取り組むところから始めましょう。

ここからは、

  • 「文法」が中心の問題
  • TOEICに頻出の「文法項目」
  • 「語彙」が中心の問題
  • TOEICに頻出の「語彙の種類」

これについて、リスニングとリーディングにわけて解説します。

まず、リスニングのPart1とPart2です。

3.TOEICに頻出の「文法」項目:リスニング編

ここからは、「TOEICに頻出の文法項目」をくわしく見ていきます。

最初に確認するのは、リスニングのパートです。

では、Part1から順番に説明します。

Part1の問題と文法項目

まず、Part1の問題、解答のコツと文法項目です。

Part1の問題は、

「写真の説明として最もふさわしい英文を、聞こえてくる4つの選択肢から選ぶ問題」

問われること  写真のなかの人物やものが、どういう状態にあるか。つまり、人やものの動作など「現在の状態」。
解答のコツ写真全体を俯瞰的に見ながら、放送がはじまったら、「状態」をあらわす表現を聞き取る。
文法項目 現在形(進行形、完了形) 

Part1の文法項目は、「(進行形と完了形を含む)現在形」。

Part1は、問題数こそ6問と少ないのですが、だからこそ、確実に抑えたいパートでもあります。

問題集をつかって、問題の解き方を確認しながら、慣れるまで練習しましょう

つぎは、Part2です。

Part2の問題と文法項目

Part2の問題、解答のコツと文法項目です。

Part2の問題は、

「質問文と3つの選択肢を聞き、最も適切な応答を選ぶ問題」

問われること  疑問文にマッチする応答のしかた。
解答のコツ放送がはじまったら、最初の数語を聞き逃さないようにする。
文法項目5W1H(When, Where, Who, What, Why, How)などの疑問詞

Part2の文法項目は「疑問詞とそれに対応する適切な答え」です。

Part2は特に問題数が25問と多く、リズミカルに解答していかないと途中で息切れしてしまうことも。

そのため、問題集をつかって何度も練習しておきたいパートです。

つぎは、リーディングのPart5とPart6について説明します。

4.TOEICに頻出の「文法」項目:リーディング編

リーディングのパートには、複数のパートに共通の問題の種類があります。

Part5とPart6で共通「文法」の問題
Part5, Part6, Part7で共通「語彙」の問題
Part6とPart7で共通「読解」の問題

このうち、Part5とPart6共通でスコアがすぐに伸びやすいのは、「文法」と「語彙」の問題。

 そこで、「文法」と「語彙」の具体的な学習法を確認します。

ここでも、「文法項目」を中心に見ていきます。

TOEICテスト、特にリーディングでは、1つのパートのなかでも、複数の「問題のタイプ」があります。

タイプ別に解法が異なるため、ここを攻略します。

まず、Part5を見ていきます。

Part5の問題のタイプと文法項目

ここからは、パート5の問題のタイプ、解答のコツと文法項目です。

Part5は、

「4つの選択肢から適切な語句を選び、空欄を埋める、単文穴埋め問題」

問われること
(問題のタイプ)
• 単語の中心となる部分が同じで語尾だけが異なる「品詞」
• 動詞の活用形が並んでいる「動詞活用」
• すべて異なる単語が並んでいる「語彙」
解答のコツ4つの解答選択肢をさっと見て、問題のタイプがどれに当てはまるかを判断する。
文法項目品詞」と「動詞の活用形」

Part5は、時間管理が重要です。

難しいと思う問題は深追いせず、正解できる問題を確実にとれるように練習しましょう

つぎは、Part6の問題のタイプと文法項目です。

Part6の問題のタイプと文法項目

ここからは、パート6の問題のタイプ、解答のコツと文法項目です。

Part6は、

「単文空所補充と文脈から読み取るタイプからなる、長文穴埋め問題」

問われること
(問題のタイプ) 
• 単語の中心となる部分が同じで語尾だけが異なる「品詞」
• 同じ品詞の単語が並ぶ「語彙」
• 空欄に適切な文を挿入する「文挿入」
解答のコツ空所を含む1文を読めば解答できる「単文空所補充」問題。
このタイプは解答しやすいため、まずこのタイプの問題にとり組む。
(「単文空所補充」「文脈から読み取る」2つのタイプの問題がある )
文法項目「品詞」

Part6も、時間管理が重要です。

「単文空所補充」問題の解答が済んだら、「文脈から読み取る」タイプの問題に解答します。

この際、解答欄を間違えないように注意します。

1問あたり30秒を目安に解答して、54問と問題数の多いPart7にできるだけ時間を残しましょう。

文法の「カテゴリー」

ここまで、Part5とPart6の文法項目を見てきました

これらの文法項目は、文法用語でいうと「カテゴリー」にあたります。

TOEICリーディング・セクションの文法問題は、このようないくつかの「カテゴリー」に限定されます。

そこで、これを見分けて対策することがスコアをアップさせるコツです。

この「カテゴリー」を見分けることができれば、それを解くための「解法」も同時に見つかります。

ここで、最初の「文法」対策に話を戻します。

「文法」問題は、構成要素から判断して、解答する

つまり、Part5とPart6の文法問題では、文章の構成要素である「文法のカテゴリー」から判断して、解法をあてはめます

具体的には、TOEICテスト用の文法ドリルをつかって、

  • 「カテゴリー」と対応する「解法」を確認する
  • 時間内に、すべての問題を解けるように練習する

この順番で、できるだけ多くの問題を解いておくと、テスト当日は落ちついて取り組めると思います。

なお、文法の総合的な学習法については、このページでくわしく解説しています。

ここまで、TOEIC600点以上を達成するための、パート別「文法」学習法を見てきました。

ここからは、「語彙」の学習法について説明します。

5.TOEICに頻出の「語彙」を強化する

つぎに、重点的に強化したいのは「語彙力」です。

「語彙」は「文法」と同様、TOEICのすべてのパートで重要です。

特に、TOEICでは「語彙」そのものが問われるパートが多くあります。

リーディングでは、Part5, Part6, Part7のすべてで語彙力が試されます。

そのため、Part7でも「語彙」は得点源になりますが、「語彙」以外の要素も多いため、さらに別の対策が必要です。

そこで、ここでは、Part5とPart6について見ていきます。

TOEIC 600点以上を達成するために必要な単語の数

さて、TOEIC600点以上をとるのに必要な単語数は、約5000語。

わたしたちが高校までに習う単語の数は約3400語なので、あと1600語あれば目標に到達できることになります。

そして、なんとこの1600語は、ビジネスで頻出する単語が中心。

つまり、TOEICの「語彙」対策は、「ビジネス知識」を取り入れる対策にもなるのです。

TOEIC用の単語帳で「語彙」を覚えるときは、センテンスごと覚えましょう。

それによって、それぞれの単語がどのような文脈で使われるかを感覚的に身につけることができます。

また、TOEICテスト用のテキストには、「語彙」と「文法」の対策を一緒にできるものもあるので、上手に取り入れたいですね。

つぎは、600点以上を達成するのに最適な参考書の選び方について説明します。

6.TOEIC 600点以上を達成するための参考書の選び方

さて、ここからは、参考書の選び方です。

TOEIC600点以上を目指すときは、「文法」と「語彙」を強化するのが近道です。

そこで、「文法」と「語彙」それぞれに対策しやすい参考書の選び方を順番に見ていきます。

まず、文法です。

「文法」の対策

文法の対策は、

  • 「品詞別」などTOEICで出題される「文法のカテゴリー」を頭に入れる
  • 「文法のカテゴリー」と対応する「解法」を確認して、問題を解く

この順番になります。

TOEICは200問の問題を2時間で解くテスト

問題ごとに、ゆっくりと考えている時間はありません。

TOEIC600点以上を確実にとるためには、「文法」の問題は、考えずに解答できるまで練習しておきたいところ。

そこで、参考書を選ぶときのポイントは、

  1. 「問題の質と量」が十分で、たくさん練習できる
  2. 「わかりやすい解説」がついていて、理解しやすい
  3. 「TOEICを熟知した著者」が作成したもので、テストと傾向が同じ

この3つを満たしているものがよいでしょう。

つぎは、語彙です。

「語彙」の対策

語彙の対策は、

  • TOEIC用の単語帳をつかって、ビジネスでよく使う単語を効率よく覚える
  • 「語彙」と「文法」の対策が一緒にできるテキストをつかって学習する

この2種類。

そこで、「文法」と「語彙」の対策に最適なのは、つぎの4種類のテキストです。

7.文法と語彙の対策に最適な参考書・問題集

「文法」の対策

文法の対策には、文法ドリル。

「問題の質と量」「わかりやすい解説」「TOEICを熟知した著者」のすべてを満たしています。

「TOEIC(R)テスト 中学英文法で600点!中学英語の「おさらい」でスコアはここまで上がる!」

基礎英文法のおさらいをするのに、最適な一冊。

実際、TOEICテストの文法問題の8割は、中学校で習う文法を完全に理解していれば解けると言われています。

さらに、TOEICの文法問題対策で「必要なポイント」と「混同しがちな項目」について、きめ細かく解説

実践的な内容で、英語の基礎力とスコアの同時アップを目指せます。

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とにかく量をこなしたい人に。音声つき。

「語彙」の対策

ビジネスで頻出する語彙を取り入れるための単語帳。

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「毎日、何個覚える!」と決めて取り組みましょう。

一目でわかるように、レベル別に覚えておきたい単語が一覧になっています。

音声つきです。 

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「文法」と「語彙」を同時に対策するなら、

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1部(文法項目)と2部(例文)は、わけて使うこともできます。

「文法」と「語彙」を同時に身につけられる一冊。

ここまで、「文法」と「語彙」対策のための参考書と問題集を見てきました。

ここで、もうひとつ。

「実際の問題に慣れる」ための対策

「文法」と「語彙」の対策に見通しがついたら、リスニングのPart3とPart4、リーディングのPart7にも取り組みましょう。

Part3、Part4、Part7でも、「文法」と「語彙」の知識がいかせます。

さらに、これらのパートでは、実務的な「ビジネス知識」を多く取り入れることができます。

実際と同じ問題にチャレンジできる問題集をつかって、繰り返し問題を解いておきたいところです。

「公式TOEIC Listening & Reading 公式問題集」

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こちらは、公式教材です。

TOEICテスト開発機関であるETSが実際と同じプロセスで問題を収録しています。

そのため、TOEIC公開テストと傾向がまったく同じです。

また、リスニングの音声の一部は実際のテストと同じスピーカーが担当しているため、リスニング問題に慣れるのに最適です。

全問を通しで解く練習用としても、かならず抑えておきたい一冊

(「公式問題集」は何冊も発行されていますが、新形式採用以降のものはどれも有効です)

ここまで、「文法」と「語彙」対策のための参考書と問題集を中心に見てきました。

TOEIC600点以上は、問題のタイプと解法を確認しておけば、届かない点数ではありません。

繰り返し問題を解いて、時間内にすべて解けるようにリズムをつかみましょう。

参考書と問題集をつかって勉強を進めているけど、なかなかペースがつかめないという場合には、通信講座アプリの利用がおすすめです。

TOEIC対策に最適なアプリを、つぎの章で紹介します。

8.ペースがつかめないときは、通信講座アプリ

今回紹介した、「文法」と「語彙」の対策は、TOEIC600点以上を達成するための近道です。

参考書と問題集をつかって繰り返し練習することで、目標点に到達することができます。

でも、なかなか勉強のペースがつかめないことも。

そんなときに、頭に浮かぶのは、

なにか効率よく学習をすすめられる方法はないかな?

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9.まとめ

このページでは、「文法」と「語彙」の対策をすることで、効率よくTOEIC600点以上に到達できる方法を紹介しました。

「文法」の対策は、

  • 「品詞別」などTOEICで出題される「文法のカテゴリー」を頭に入れる
  • 「文法のカテゴリー」と対応する「解法」をつかって問題を解く

この順番。

「語彙」の対策は、

  • TOEIC用の単語帳をつかって、ビジネスでよく使う単語を効率よく覚える
  • 「語彙」と「文法」の対策が一緒にできるテキストをつかって学習する

この2種類。

また、

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試験当日は、「文法項目」と「解法」を思い出して、サクサク問題を解いていきましょう!